お父さんのこと2
今日は昨日の記事の続きを書きたいと思います。
訳の分からないことを言われたその後です。 お父さんはアリなのに大酒飲みです。 私と会ってからもハイペースで飲んでいました。 私から見れば、どうも私の話を聞きかないよーにする、もしくはさっそと忘れたいかのように飲んでいたのです。 十数年ぶりの親子の再会の場面は、金の無心で始まり、それを避けるかのように飲み続けるという最高の光景でした。 お父さんとしては、お酒のおかげでだいぶ気持ちよくなっていたのでしょう! 「おい○○○○○(名前)、次の店行くぞ!」 と素晴らしい勢いで立ち上がったのでした。 しかし、雨漏り書斎師匠は気づかれたと思いますが、私の名前3文字なのです。 私のお父さんは十数年のブランクをしっかり感じさせるように、私の名前を間違えて呼びやがったのです。 そこで私は 「たいへん、申し上げにくいのですが、私の名前は○○○です」 と言いました。 お父さんは頭の中に?がいっぱい飛んでいるような顔をされていましたが、 私としては 「あ~やっぱりやってくれたね、お父さん。あなた、自分の子供の名前すら覚えてないのね。それじゃあ、私のことはその辺のガキ程度ですよね」 みたいな感じでした。 私としてはここまできたからには何とか金を出して欲しい。 そこで、なんとか契約をとりたいサラリーマンのように次の店へもついて行ったのでした。 次の店は、スナックでした。 スナックと言えば、女性がお酒をついでくれたり、カラオケを楽しんだりするお店ですよね。 お父さんも、お酒をついでもらい、歌を歌っていました。 それが、何を思ったのか、歌の途中で私を呼んだのです。 「おい、○○○○○、一緒に歌おう!」 ノリノリなのは分かるんですが、まず私の名前は3文字です。次にあなたの歌っている歌は私は知りません。 そこで お酒をついでくれていた50代くらいのおばさん(ホステスさん)が言いました。 「若い方が、こんな古い歌知りませんよね。この歌はね、昭和30年代に売れた歌なのよ」 おいおいお父さん、私は昭和50年代生まれだよ。 1950年代じゃないんだよ。 名前だけじゃなくて、年も忘れちゃったのかい? いくらなんでもそりゃ悲しいぜ ってな感じでした。 さらに最悪の時間は続きます。 歌って帰ってきたお父さんは、さきほどのホステスさんを呼びました。 その後、彼女の肩を抱き、 「おい、これが俺のこれだよ」 と小指を立てたのでした。 おとうさんよ、息子に自分の恋人の紹介なんてしないでおくれよ。 それとも何かい? 私が息子であることすら忘れてしまったのかい? お願いだから、僕のことを思い出してパパ! 冗談ではなく、私は真剣に思ったのでした。
by irs-tkbeea
| 2006-06-20 21:42
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